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後編

“コダワリ”に来て何が得られた?

コダワリに来て“全員経営者目線”を体感できるチャンスを得ていると話す堀内さん

 

コダワリに来て得たこと

経営者目線と、今後ますます求められる「適応力」が高まる環境

コダワリに来て、こういうバリューが高まっていると思うことは何ですか?

堀内:
まだ、全然できてない前提ではありますけど、大谷内さん(社長)の言ってる“全員経営者目線”を体感できるチャンスをもらっていると思います。
大手に比べてコダワリでは自分がどこかの歯車を担えばいいとか、ただひとつのプロジェクトを完成させればいいだけでなく、それに対する売上だったり、ビジネスパートナー(フリのーコンサルタントの方)のケアとか、他にやっている事業との連携とか、全体を俯瞰的に考えざるを得ない機会を与えていただいています。

大手コンサルでは得られなくて、今身についていっていることはありますか?

堀内:
今までもセールスはやらせてもらっていましたが、戦略的な営業経験を積ませてもらっています。その中で、求められるようになってきているのは、大手だと今の自分みたいなレイヤーではなかなか携われない「アライアンス」の意識ですかね。
コダワリのような小さいファームでは、他の会社とどう連携して課題解決していくかも重要なので、顧客に提供していく価値をどうプロデュースするかについても、取り組ませてもらっています。

コダワリでは、「出会い型キャリア」という考え方も大切にされているかと思いますが、そのあたりについては堀内さん、どう思いますか?

堀内:
コンサルという枠だけで思うのは、例えば大手のファームって、頭いい人たちが入社して、経営コンサル=戦略だ!となって、でも実際のアサインはシステム保守だったり、ひとつのパートを担うことも多くて、「もっと経営コンサルやりたかったのに・・・」と新卒3年目くらいで辞める人がいたりするんですよね。そこにおいては出会い型っていう考え方はアリで、そういうフェイズでは、まず今与えられたことをやって、そこで自分が何者であるかを証明していくことが大事だと思うんです。

一方で、30歳を超えたくらいの人が出会い型だとどうなんだろうなと、最初自分は思っていました。ただ、大谷内さん(社長)には、経営戦略を立ててもそのとおりにはならないという体感があるんだと思うんですよね。なので、戦略を考えながらも、出会った人との関係の中で新たなビジネスが生まれるとか、いつも柔軟に対応していくことの重要性をおっしゃってるのかなとは思っています。

最近はキャリア論でも、変化が激しい時代の中で、“プロティアンキャリア(変幻自在に形成するキャリア)※”という考え方の支持が広がってきていて、その形成に必要だと言われている軸が「アイデンティティ」と「アダプタビリティ」なんですよね。まさに軸を持ちつつ、適応力を持つ。コダワリはそうしたことを実践していける環境なんですかね。

堀内:
そうですね。こうってかっちり決めるんでなく、「適応力を高めていく」という意味でも、コダワリは良い環境と言えると思います。

 

※プロティアン・キャリア(一般社団法人プロティアン・キャリア協会HPより引用)
『プロティアン・キャリア』とは、1976年にボストン大学経営大学院のダグラス・ホール教授が提唱したキャリア理論。『プロティアン』とは、ギリシア神話に登場する自分の意思で自由自在に姿を変えることができるプロテウスの神。その神の化身とキャリアを掛け合わせた新しい概念が、『プロティアン・キャリア』社会や環境の変化に適応しながら、柔軟に仕事や働き方を変えていく変幻自在なキャリアを意味する。社会的ニーズにあわせて、変幻自在に自ら主体的にキャリアを形成していくことができれば、この先どんな変化があっても自分らしく働いていけると考えるもの

 

堀内さんのGNH

サバイブするワクワクと家族、両方のバランスが大事。
幸福度は過去最高!

じゃあこの流れで、コダワリの経営理念にもなっているGNH※に関することについても聞いていきたいのですが、堀内さんのGNHを教えてください。

※GNH:Gross National Happiness「国民総幸福量」のことであり、金銭的な豊かさだけでなく、精神的・健康的な幸福度を数値で表したもの。近年ブータンが世界で一位となり有名になった指標で、日本は経済的な優位性は高いものの、GNHは特に仕事面で低いのが実情で、コダワリはこれを改善したいと考えている。

 

堀内:
楽しく生きていられればいい、と思っているんですよね。
会社でやった、何の価値観を大事にしているのかのアセスメントでも、僕は
1位が人生をサバイブすること(挑戦してワクワクすること)
2位が家族、だったんですが、
家族も大事にしながら、人生をサバイブするという両面が欲しいですね。個としてやるためにも、家族のためにも経済的な余裕は必要だし、バランスをとっていくことが大事だと思っています。

堀内さんの現在の人生の幸福度はどれくらいですか?

堀内:
今週、仕事で大変なことがあったのでちょっと下がっていましたが・・・(笑)、それは置いといて、今は80-90%ですかね。

過去に比べてどうですか?これを超えてたことってあります?

堀内:
過去、今を超えてたことはないですね。これは断言できますね。

ちなみに過去一番下回っていたのは?

堀内:
2社目にいた時ですかね。。正直何をやってもつまらなかったです。組織的にも、仕事の幅もなかったのと、少なくとも自分のまわりには極めて優秀な人もいなかったので、仕事も人もあまりおもしろくなかったんです。

コダワリには極めて優秀な人はいますか?

堀内:
コンサルでも、営業でも、それぞれ非常に優秀な人がいて、大きな刺激をもらっています。一緒に働く人に「自分にはないものを持っている人」がいるかどうかは結構大事だなと思っています。

これからのコンサルの生き方/将来について

例えばコダワリと事業会社でW会社員をやって、コンサルやりつつ、事業企画責任者の経験を積みたい

コンサルと事業のハイブリッドで進まれている堀内さんですが、これからの時代のコンサルが生きていくために必要だと思うことを教えてください

堀内:
さっきの話にもありましたが、適応力とかアジャイル的なことは必要だと思いますね。

そうした力は、大手ファームでも培える感じでしたか?

堀内:
その人次第だと思います。大手ファームにももちろんそういうチャンスはありますが、それを獲得するためには腕力が必要になりますよね。それはどこの大手でも一緒だと思いますが。なので、大手だから身につかないということはないと思うけど、政治力とかもめちゃめちゃ必要だと思います。

大手ファームでは、その分社会に影響力を与えるような大きな仕事ができるので、そこは改めてすごいことだと思います。国に「自動運転やりましょう」というような提案とか、インパクトをつくれますしね。
正直、コダワリではそんなことはできません。でもその分、いろんな経験をアジャイル的にまわすことができます。プロジェクト規模が大きくはないので、PMをかなり初期の段階で求められ、早い年次でまわすことができるのはやはり魅力でしょうか。
だいたい、1年目も採用をやっていたりしますしね!!(笑)

大手にまた戻りたいという気持ちは今後出てきそうですか?

堀内:
今のところはないですね。政治とかややこしい世界に行くのはもういいかなと。ただ、大手の事業会社だったら、単純にまだ経験していないのもあってわからないですね。以前いた事業会社でも、コンサル事業しかやっていなかったので。

大手事業会社ではどんなことをやってみたいんですか?

堀内:
やっぱり、経営経験、事業企画経験は積んでみたいですね。
あと、コンサルを発注する側に立ってみたいというか。

それは何故?

堀内:
コンサルが関わる期間って限られているのでどうしても一過性になってしまいますが、事業はその期間で終わるものではなく半永久的に続くものだから、明日以降がどうなってるかを見てみたい、という気持ちがあります。

もうちょっとして、W会社員(2社で会社員)とかが普通にできるようになったら、ぜひやってみたいですね。コダワリと、事業会社、とかで。コダワリは今すぐそれ認めてくれそうですけど、事業会社側もそういうことが当たり前にできるようになったらいいなと思っています。

コダワリで、今後こんなキャリア資産を増やしていきたいと思っていることはありますか?

「事業企画責任者」としての経験とか、場合によっては子会社つくったり、事業会社を子会社化して社長になるということなんかもしていけたらなと思っています。

やはり今後も、事業もコンサルも両方やっていきたいといった感じなんですかね?

堀内:
そうですね。まだぼんやりですが、20年後にはどこかの会社の社外取締役などをやっていられたらなと思っていて、逆算していくと、そこにはコンサルだけではなれないのでは?と考えているので。そんなイメージを持ちながら、日々進んでいけたらと思っています。

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